仮夢庵CarimAn

ドラマ『陳情令』についてアレコレ

陳情令 第3話 感想

過去編、雲深不知処での初対面と不審な傀儡体。

 

 

 

本編を一話ずつ、感想というかツッコミながら書く。
基本的に自分用の覚え書きなので乱文。

【注意】
3or4周目なので当話のみでなく先々までのネタバレあり。
BL風味あり。閲覧は自己責任で。

 

 

 

 

第3話 運命の邂逅
 

 


姑蘇藍氏の座学に参加する道中、魏無羨たちと蘭陵金氏の若さまご一行がはち合わせ。
綿綿姑娘かわいい。厭離姉さまも優しくて美人さん。
このドラマ、女性陣が皆強くて美しいのも好きだ。

江澄が「末の若君」と言ったのは、金子軒には正嫡でない兄ちゃんが複数いるのが周知ってことかね。金光善の身持ちの悪さがそもそもな…って話だ。

金子軒と江厭離、許嫁のこの二人。事あるごとにすれ違う。そしていつも魏嬰がちょっかいを出して騒ぎを大きくする。


物語上、魏無羨は主人公であると同時にある種狂言回しの役割も担っているので仕方ないのだろうが、このカップルに関してだけは本当にもう少しそっとしといてくれないか。師姉実弟の江澄を見習え。

 

宿を後にする江氏一行。あ、それ忘れちゃダメなやつーってのを置きっぱにして、はいしっかり雲深不知処入り口で足止めをくらってるとこに藍忘機登場。

 


主役のひとりだし私のイチオシだし、文句ではないのだが、この人いちいちカッコよすぎませんか?

なんだろ?愛?愛なのかな?制作陣の彼への愛?
もともと綺麗な子なんだけど、演出がもうなんだか神扱いじゃないですか?
数えたわけではないけどたぶん一番スロー映像になってるの彼だよね。彼単独と魏嬰と2人のシーン。メイキングなんか見るとよくわかるけれど、なんて事ないふつーの芝居がスロー再生するだけで、なんか意味ありげーな情感たっぷりの画になるのだな。映像作品は便利である。
そりゃ江氏子弟も見とれるよね。魏無羨には効かなかったっぽいけどな、この時点では。

 

改めて見ると、この時運ばれた傀儡体を見て「まるで邪術に…」と言った魏無羨の言葉で、はじめて藍忘機は振り返ってる。江氏姉弟より先に魏嬰のほうに目を向けている。
2人が知己となるにはまず互いを認めるところから。初対面のここにその取っ掛かりはすでにあったわけね。

 

「招状なくば入れぬ」
語尾ちょい足しだけど同じセリフ2回言ったな藍湛。とりつく島もないってやつだ。なおヤイヤイと言いつのる魏無嬰を禁言術で黙らせてさっさと退場。


江澄と師姉のやりとりを聞くかぎり、彼らは街で泊まれなかったのでそれならばと急いで直接雲深不知処に来たらしい。身じたくもととのえて頑張って来たのに、入れなくて野宿は確かに気の毒だ。あとからフォローする含光君、さすがにお育ちがよろしい。

 


招状を取って戻ってきた魏無羨。


「結界ってのは破るものだよな♪」
そんなのオマエだけだ。


忍び込んだところを高楼の藍忘機に見つかり剣を交えることに。

お月見なわけないだろ。結界を破ってばれないほうがおかしい。家規を知らなかった云々の問題ではない。やってることは普通にこそ泥の所業である。さらに酒で懐柔しようとか…反省という言葉を知らんのか。

「雲深不知処の中が禁酒ならここで飲めばいいんだよな」
魏無羨よ、それを人はへ理屈と言うのだ。

そら怒るよね藍湛だって。剣向けるよね。喧嘩禁止の家規あるけどな。

 

しかし、この一連のシーンがどこを切りとってもさすがに美しい。衣装の白が月夜に映えて、殺陣にも2人のキャラクターがよく出ている。剣を交えたと書いたけれど、魏嬰は抜剣していない。剣技だけに固執しない彼らしい。


ここ特に私のお気に入り
・ごまかして逃げようとする魏嬰のかわいいキョロ目顔
・剣数ふり目あたりの藍湛のうなじ
・屋根で天子笑を飲んじゃう魏嬰の靴のタッ!という効果音
・天子笑の飾り紐のおだまきの緑色。

……我ながら狂気。自覚はしてる。

 

禁言術をかけられ藍氏責任者の叔父と兄のもとへ引っ立てられる魏無羨。
家規300回書写の罰をくらう、藍湛発案で。初犯だしたぶん30回くらいで済んだものを、10倍にさせたのは己である。

言葉少なな藍忘機は江氏一行に便宜をはかったことは言わず、兄上から知らされる魏無羨。(ここの澤蕪君の表情演技好き。)
見直したよーみたいにニコニコ近づくな。距離感。
でも、あー最初の頃はそうだったよねと思う。後々魏嬰はあまり変わらないが、藍湛の反応には天地の差がある。感慨深い。シミジミ。

 

澤蕪君、弟思いのとても良い兄なので、せっかくの座学だから友を作ったら?さっきの魏公子なんかどう?まんざらただのバカでもないみたいだし、と藍忘機にすすめてくる。更に手合わせしたことも珍しく勝てなかったことも見破られ(兄さまスゴすぎます)ムッとした顔で立ち去る藍湛。

兄としては彼と接することで、忘機ももう少し柔軟になればと軽い気持ちで言ったのだろうが、まさか後にあーなってこーなってあんなことになるなんてね。「心配いらず」だった弟をガッツリ心配する羽目になる兄上さま。未来ってわかんないよな。

 

さてその裏で、岐山不夜天の温氏ターン。
どうやら問題の傀儡と関係してる様子。陰鉄とやらを使ってわかりやすーく悪巧みしてる。(ここでもう陰鉄が出てきてたのね。早)
わけありっぽい温情ちゃんと怪しさ満点の薛洋がここで登場。「しゅぇやあぁ~ん」と独特の言い方が印象的な若寒おじさんが温氏宗主だ。


いやいやいや、不夜天の悪の秘密基地感すごくないですか?
ショッカー?温若寒首領ってば「温氏 血の掟…敗者には死を!」とか言いそう。
それかアレ?そのフォース(違)で首持ち上げるやつ。見覚えあるぞ、なんだっけ…ダースベーダー!?
見るからに極悪非道なこんなのが五大生家の筆頭とかだいじょぶか?仙門百家の危機管理意識が心配になるレベルである。


とにかく、なるほど温さん家はふるきよき伝統にのっとった正統な悪役なのね、ということがわかったところで 次話へ続く。

 

 



 
 

 

 

 

 

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