仮夢庵CarimAn

ドラマ『陳情令』についてアレコレ

陳情令 第4話 感想

異端の仙師とは誰のことなのか。
温氏?魏無羨?その両方かなあ。
あ、聶懐桑ではないですたぶん、な回。

 

 

 

本編を一話ずつ、感想というかツッコミながら書く。
基本的に自分用の覚え書きなので乱文。

【注意】
3or4周目なので当話のみでなく先々までのネタバレあり。
BL風味あり。
閲覧は自己責任で。

 

 

 

 

 


第4話  異端の仙師

 

 

 

罰で書き散らした家規にまみれ寝坊した魏無羨、あわてて座学へ。


藍啓仁先生と宗主藍曦臣の見守る中、まずは藍氏家規が読み上げられる。
3500条とかどんな内容なのかと思ったら「喧嘩はダメ」「廊下は走らない」「騒ぐの禁止」「腰の飾りは三つまで」「服の改造禁止」「お風呂に入ったら服を取り替えよう(これ一番笑う)」とか、細かいよいちいち。
これは魏無羨でなくてもめんどくさい家だなーと思うわ。

 

というか前から思ってたんだけど、規則というのはそれをやらかす奴がいるから禁止事項となるのである。

活発な子供はほっときゃ廊下を走るものだ。そうでなければ「廊下は走らない!」なんてポスターは必要ない。大声を出す者がいないのに「騒ぐな!」と怒る教師などいない。

つまり雅正を旨とする姑蘇藍氏にも、過去に「大声で騒ぎ走り回り喧嘩をし、校服を改造し腰に佩玉をジャラジャラつけ、風呂に入っても服をかえない。目上の者への礼儀?ケッ!」という信長か劉邦みたいな奴がいたんじゃないの~?と、想像してニヤニヤしてる。
ああ楽しい♪


「抹額は大事なので他人に触らせちゃダメ。他の用途に使ってもダメ」というのがセリフでしっかりあったんだなー。
他の用途に…ね。フッ。

 

清河聶氏の聶懐桑くん、鳥を教室に持ち込んではいけません。いや金の雀?金かそれ?
ピチュピチュ鳴いてバレバレ。魏無羨と雑談して藍忘機に睨まれる。
いいねえ美人は。怒った顔も美しくて得である。


聶懐桑の口ぐせ「お見それした」はとても好き。
というか聶懐桑が好き。
彼を見てると、のび太ってあやとりと射撃は得意なんだよなと思い出す。


懐桑の「ヤバッ」って反応、これが普通。
「あ 昨夜はどーもー♪」みたいに手を振る魏無羨、これはNOT普通。
罰を与えても効果のない人間の見本のようなヤツである。

 

そして各世家の代表が先生にご挨拶して贈り物贈呈。

聶さんとこの副使として孟瑶=金光瑶 登場。あれ金宗主の隠し子だよと聞こえるようにヒソヒソされる。
このヒソヒソしてるのが誰なのか今回ちょっと気になって見てたんだけだけど、衣装と立ち位置からして江氏のとこの子弟かなあ。自由な家風とは言えしつけの悪いことだ。
まあこの説明セリフは必要だし、消去法で江氏組しか言えないからしかたないけど。

 

姑蘇藍氏の座学に参加ということで、皆白い衣装。ドラオリ?
パッと見同じようだが、襟元や帯などに家のイメージカラーが差し色で使われ肩には家紋の刺繍。なのでどの家の子弟なのか見分けられる仕様。
ついでに金子軒は金持ち若さまらしくちょっと豪華。

 

陰口された孟瑶を気の毒に思ったのか、藍曦臣が宗主自ら贈り物を受けとりに。
うんそうね、ココにもまた別の物語のはじまりがあったのだ。この回でだいぶ視線が交わされてるんだな。(←今回ちょっと深掘りしたので思い入れがある。)

 


そして…あ!温晁くんだ!自分では戦わない温晁くん!
いいね彼は!悪役として非常に正しい。
気の毒な背景とかやむにやまれぬ事情とか何もなくただ悪いヤツ。こーゆー人は安心して見ていられる。どんなひどい目にあってもこっちの心が痛まない。悪役のお手本である。

「招状がないと…」
「これが岐山温氏の招状だ!」
雲深不知処入り口で門番さんを軽く燃やして力ずくで突破。
江澄が挨拶してるとこぶった切って傍若無人に威張り散らす。
ウフフいいぞー。もっともっと悪逆非道に頑張ってくれ。この人の謎にクイクイしてる手の動きも大好きですワタシ。

 

揉める温氏江氏。双方剣を抜き一触即発。その全員をまとめてエクスペリアームズしちゃう澤蕪君の簫のポテンシャルすごすぎる。

 

温情の剣の装飾がすごく綺麗。女性らしく赤と翠の色石があしらわれ大ぶりの房飾りがつき彼女にとても似合っている。藍忘機の避塵、赤鋒尊の覇下と並んで好きな剣だ。

 

温情、温寧 姉弟は事情あり系悪の人たち。
陰鉄探しに送り込まれたので、座学には全く参加せず裏山をウロウロしてる。藍先生、そこはスルーなんですね。なんか裏があるとわかってても形だけでも罰とかいいのかね?

裏山は立入禁止だから人は来ないはずだが、「タチイリキンシ?ナニそれ?オイシイノ?」というヤツが愉快な仲間の懐桑くんと魚採りに来てたりするので油断できない。

 


殺生禁止の雲深不知処の魚を丸焼きにして宿所へ戻る魏無羨。
江澄、君は偉いよ。ここでも鍛練を怠らずがんばってる。真面目か。江家の総領息子としての立場もちゃんと自覚してるし、たぶんその常識はずれの師兄がいなければそんなにいつもプンスコ怒ってないだろうにね。私は応援してるよ陰ながら。

そして陳情令の天使 厭離姉さまはどちらの弟にも優しい。
「面倒は起こさないよ!」と誓う羨羨はとてもかわいい。この超シスコンは師姉に甘える時、3割増し(当社比)でお目々キョロリンとなる。


しかし誓うだけならサ…いや誰でもできる。

授業中、居眠りおやつ落書きと真面目に受ける気ゼロの魏無羨。
「他人をもてあそばず…」とか言ってる先生の尻に亀の絵を貼り、睨んだ藍忘機の元へ式神?を飛ばす。
叱られて矢継ぎ早に問題を出されても根が賢いのでするすると答えちゃう。すごいけど先生よけいムカつくわーこれは(笑)

そして首斬り人の怨霊問題が出される。


これ初見ではホケーっと見てたけど、わりと重要だったんだな。夷陵老祖となる根底の思想がもともと魏無羨の中にはあったという。


彼は運命に翻弄された被害者ではなく、あくまでも自分からすすんで選びとった結果の魔道。

善とか悪ではなく、もっとフラットな視点で霊気と怨念も同じ気なら利用できるんじゃ?と、それこそ「無邪気」に考える。伝説の名君 禹の治水事業を持ち出すあたり、今思いついたというより普段から考えていたのかもしれない。
常道ならずとも制御さえ可能ならば利用して悪いことがあるのか?

天才なのだ、彼は。

 

まあ先生がそんなの許すわけない。
積み重なり定石となった過去を教えるのが教師である。

「どう制御する」
「それはーー考え中ですっ」
「それができたら各世家がお前を生かしておかぬわ!馬鹿ものー!」

このシーンのリズム感大好き(笑)
ちゃんと伏線になってるし。


そしてまた罰則をくらう魏無羨。そりゃそうなるよね。藍忘機も監視としてつき合わされる羽目に。

 


よく藍湛がどこから魏嬰にあそこまで思い入れを持つようになったのか話題になるようだけれど、少なくともこの発想の非凡さは絶対この頃の藍湛にはない。こことこの後の蔵書閣での時間は確かに藍湛の魏嬰への気持ちを少し変えたと思う。

見た感じまだずっと怒ってるけどさ(笑)

私は藍湛が魏嬰を 伏し目から斜め横に流し 見上げるように睨む顔がとても好きなので、このあたり数話はもう「わあ怒ってる怒ってる♪」と楽しくて仕方がない。ほんとに綺麗なんだもの。

ここでの顔がキツいほど後々の柔らかな表情が生きる。

 

 

裏山で弓を引く温寧と初対面の魏無羨。
温寧くん弓の名手設定って後から出てきたっけ?全く覚えがないんだけど。

というか、魏嬰さん蔵書閣行けって言われてませんでしたか?なぜ裏山に?ほらー藍湛が連れにきたよ。
殺陣の決めポーズめっちゃキレイじゃん。仲良しか。


ってとこで次話へ。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

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