仮夢庵CarimAn

ドラマ『陳情令』についてアレコレ

陳情令 第12話 感想

 

犬の造形はがんばったと思うけれど恐さは今ひとつ。温晁クンがまさかの妻帯者で愛人までいたことにビックリ。
そして魏嬰をかばう藍湛がひたすら素敵すぎる。

 

 

 

 

本編を一話ずつ、感想というかツッコミながら書く。
基本的に自分用の覚え書きなので乱文。

【注意】
3or4周目なので当話のみでなく先々までのネタバレあり。
時々BL風味あり。
閲覧は自己責任で。

 

 

 

 

 

 

 

 


第12話 粛清の始まり


教化司で訓学とは名ばかりの嫌がらせを続ける温晁センセー。各世家公子たちは大切な剣を没収されてしまう。

酷いー。と思ったけれど、正直このメンバーが本気で抵抗したら温晁クンに勝ち目はないのでこれは仕方ない。


魏無羨は江家に迷惑はかけないと、すんなり随便を渡す。ここだけでなく、元々あまり剣に執着してないように見えるな 魏嬰は。
聶懐桑が剣(刀?)を持ってるのってこの時くらいかも。基本扇パタパタだからこの人。
綿綿可愛くてできる子だー。嫁に欲しい。


これから日に三度、温氏先達の残した家訓「温門菁華録」を暗唱するようにと言う温晁。


魏嬰は終始ふてくされた顔。でも隣の藍湛を気にしている。

 

 

温情姉弟の部屋。天井から薬の袋が下がり、卓上には煎じ鍋。いかにも医者らしい設え。

魏無羨が不夜天に来ているのかと気にする温寧。
そうだ。この子も友だちいない組だった。
気さくに話しかけてくれたり水行淵から救ってくれた魏嬰は、温寧にとっても初めて親しくなった人間なのだ。

温情に魏無羨とは関わるなと言われてしょんぼり。温寧はかわいい。

 

 

江澄と魏無羨が同室。見張りがいて他の部屋へは自由に行き来できない監禁状態。


「温門菁華録」どの口が?って感じのことが書かれてる。でも破った時の罰がえげつない。


江澄は温情を、魏無羨は藍忘機を、それぞれ気にしている。近くにいるのはわかっていても、まともに話しができないのはどちらも同じ。

「明日機会を探るか」
魏嬰の鼻チョイチョイの癖は愛嬌がある。

 

江澄、その櫛を渡すタイミング難しそう。後で会えた時もお互い魏無羨の心配をしてそれどころではなく、「あの後大丈夫だった?」と聞くのが精一杯。温情を見送る顔が切ない。不器用な人。

 

 


翌日、椅子にふんぞり返る温晁くん。
ここ雨降ったら場所変えるのかなあ。野天だからちょっと気になっちゃう。


「さあ 誰から暗唱してもらうかな。藍忘機。」

「できぬ。」

このバッサリ感と厳しい表情がとても好き。
衣装とメイクのせいもあるのか、藍忘機が今までよりずっと大人っぽく見える。


「俺がやる!」

名乗り出た魏無羨、準備運動()のあとスラスラと姑蘇藍氏の家規を暗唱。
そりゃ温晁くん怒りるよねー。怒らせようとしてやったんだから当然だけど。

「あーごめん。間違えた。もっかいやるよ。」

こーゆー時ホント楽しそうだよなこの人。

 

懐桑の「お見それしたなぁ」も久しぶり。家では彼をひそかに『お見それ太郎』と命名している。

 

藍湛と話す機会を作ろうと、一緒に罰を受ける計画は当たったけれど肥運びとは。ちょっとやりすぎ。

「あー藍湛……(ごめん)」

がっつり巻き込まれた金子軒にこそ謝るべきでは?(笑)

 

 

マグマ不夜天の近くにこんなのどかな畑地があるんだ。

鼻にハチマキ?を巻いて臭い対策をする魏無羨と金子軒。含光君はさすがにそんなコミカルなことはしないのね。

 

「お前も道具を使ったら?」
「禁臭術はないのか?」

なんとか話をしたい魏嬰。あい変わらず完全無視の藍湛。
焦れた魏嬰が「藍湛 なんとか言えよ」と肩に触れた瞬間、温晁の鞭が飛ぶ。

 

この回の魏嬰。
「俺に二度目は通用しないと思え」と啖呵を切り、「地下牢は大歓迎さ」といきがる。巨犬に本気で怯え、満身創痍で「いい朝だなぁ」と強がり、饅頭を頬張りながら温晁を睨む。さらに藍忘機を気遣う優しい顔まで。
なかなかバリエーションに富んでいて見応えがある。

義侠心があって悪に屈しない、いかにも主人公な感じが良い。
正しくて強いのにほんの少し影…というか脆さがある。だから周りの人間は彼を放っておけない気持ちになるのかも。

 

縄で縛られた魏嬰をかばって、折れた脚をさらに鞭打たれる藍湛。やるなら差しで勝負しろと言う魏嬰。いい加減にしろと入ってくる金子軒。

温晁はきっとこの手のかばいあいの友情ごっこ大嫌いだよね。キミも絶対友だちいないもんな。

 

最後の陰鉄の在りかを吐かせようと連行される魏無羨。

あれ?でもそんな魔犬と一晩閉じ込めたら普通死んじゃうよ?明日まで無事だったら見逃してやる?主旨変わってるじゃん。

そしてやられる様子を見て楽しむわけでもなく行っちゃうのかー。それでいいのか温晁、詰めが甘いな。そーゆーとこよ。

 

実は犬が苦手な魏嬰、傷だらけで怯えているところを温寧の蟾酥針(せんそばり)に助けられる。
あれどこから投げたの?スゴいな温寧!

 

蟾酥って字難しい。
蟾がヒキガエル、酥は蘇に同じ(異説あり)で基本は乳製品だけどこの場合精製したものって感じ。めちゃめちゃざっくり考えるならガマの油かなあ。
強心作用とか局所麻酔作用などがある生薬。六神丸や救心にも使われてると。へー。

 


こういうの調べるの楽しいけれど、引っ掛かってなかなか進まない。ずっと魔犬と一緒に一時停止の魏嬰がかわいそう(笑)

 

とにかく温寧が助けてくれる。薬もあれこれと持ってきてくれた。


「酷いことばかりして本当に申し訳ない。」
「それより君と姉さんは大丈夫か?」
(この薬、藍湛にとっておこう)

素直で優しいやり取りをする温寧と魏無羨。
この二人が後に皆から恐れられる夷陵老祖と鬼将軍になるのだから…皮肉。

礼を尽くして温兄と呼び、血だらけの手で拱手する魏嬰。彼らの縁もなかなかに深い。

 


翌朝、温晁に「役立たず」と言われうなだれる犬がかわいい。というかホント何のために閉じ込めたかわからん。ただいじめたかっただけか。
でもこの温晁クンの指クルクルは嫌いじゃないですフフフ。


教化司に戻る魏無羨。皆、特に藍忘機が心配そうに様子をうかがう。

桂花餅や薔薇の菓子なんて優雅なものが雲深不知処で出たのかな。
そんなに過去ではないはずなのに、座学の頃がはるか遠く感じられる。藍湛もつらそう。


江澄、心配のあまりつい怒っちゃうんだよね。いつもコイツは他人をかばって危険な目にあって、そのお前を心配するこっちの身にもなれって。わかる。
それでも「何も食べてないかも?」ってちゃんと饅頭を持ってくるとは。なんてイイ子なんだ!

それなのに魏無羨たら「こんなの平気…痛っ!あれ?なんだよーさびしかった?」

ヘラヘラするなー!
藍湛だけでなく江澄の気持ちも少しは考えてあげてくれ…いやホントに。

 

でも何が腹立つって、こんな時の魏嬰がとてつもなく粋でカッコよくて愛嬌があって魅力的だってことだ。
悩ませる当の相手がいてこそ藍湛も(江澄もだけど)キャラが生きてくるわけで。つまりオイ魏無羨!とツッコミながらも、私は彼のことも大好きなんだなーきっと。やれやれ。

 


ここで温晁クンが四大世家の動向を説明してくれる。

藍氏は粛清、金氏は様子見、江氏は未定。
聶氏は温氏に対して反旗を翻したので粛清しますよー。
兄明玦を心配する懐桑。

そういやこの人、気絶して玄武洞に参加していなかったけれど、あの後どうしてたんだろう?うまく逃げ出したのかな。実はできるコだから、むしろ気絶したことから計画だったりするかもしれない。
こういう時のための人質だろうに、やっぱり温氏は詰めが甘い。

 


姉温情に魏無羨を助けたことがバレて叱られる温寧。姉が若寒に脅されてることは知らないから納得できないよね。

温情が弟を呼ぶ時の「あにゃん」がなんか好き。

 


やる気が出ないのはわかるが家訓暗唱がダラダラ~(笑)
つまらなそうに監督する温晁に、暮渓山で怪事ありと報告が届く。
先発隊が全滅ってことは、いちおう温氏も仙師としてのお仕事してるわけね。

またパパに内緒で行く温晁クン。学ばない人だなあ(笑)

 


山中を進む一行。

脚を引きずりながら歩く藍湛。だいぶ痛そう。
江澄が止めるのも聞かず手を貸そうとする魏嬰。
江澄の気持ちもわかるけれど、ここBGM忘羨だから勝ち目はない。残念。

 

あい変わらず素っ気ない藍湛が、思わず目を合わせた魏嬰のこのセリフ。

「おぶってやるよ」


ハイここ覚えといてくださいねー試験に出まーす。


というのが出たところで次話へ。

 

 

 

 

 

 

 

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