陳情令 第1話 感想
本編を一話ずつ、感想というかツッコミながら書く。
基本的に自分用の覚え書きなので乱文。
【注意】
3か4周目なので当話のみでなく先々までのネタバレあり。
BL風味あり。
閲覧は自己責任で。
第1話 目覚め
16年前、不夜天のシーンから。
崖から落ちる魏無羨の腕をつかむ藍忘機。滴る血が痛い。
江澄が剣を振るい、夷陵老祖魏無羨は谷底へ落ちていく。
講談師の語りと共に場面は16年後の現在へ。
1、2話は初回では不明瞭な点が多くてボンヤリしているが、2周目からは「あー!あの人…うぅぅ思追~…」とかやたらとクッキリ見える。
まるでモノクロ画面がカラーになったかの如くである。いや大げさでなく。
陳情令は二周目からが本番、とかどこかで見たがまさしく。
魔道に堕ちた夷陵老祖の復活を予感させる不穏な雰囲気の中、舎身呪で莫玄羽としてよみがえる魏無羨。
この時の乱れた髪がなんか好き。顔を洗うともうしっかり結ってしまうのでレア。
そしてこの仮面がずっと好きだ。
舎身呪がいまいちわからない。原作の献舎(だっけ?)とは違うらしい。彼が見た目別人ではドラマ的に都合が悪いよね。だから基の体は莫玄羽だけど顔は魏無羨なんだよね、たぶん。
(胸の焼きゴテ痕が無かった気がするが未確認)
さっそく姑蘇藍氏子弟たちと遭遇。
奥さまーそうでしょそうでしょ、姑蘇藍氏にはなにしろ彼がいますからねぇ フフン。←
と思ってたら魏無羨乱入。
いや かわいいよ。こんなモブ感衣装もここだけだし。めっちゃかわいい。
……しかし幾つだオマエは?
あーもーダメ。全開であざとかわいい。旗を取った返せの欲しくないやい!とか。
思追くん、きみ微笑んでる場合ではない。
ソイツはきみの衣装で思い出してるとこだ、『彼』を。
こっちは藍湛の面影スローと忘羨のメロディーだけで泣きそうである。
だいぶ情緒にくる。
もう莫家の騒動とかどうでもいい。
そうだアホ坊っちゃんが悪い。もっと言ってやれ、魏嬰。
しかしなんだね。思追くんは彼の曲を知ってたんだね。
最初は含光君が奏でているのを聞いたのかと思っていたのだけれど、(他の子弟より近しく接してたはずだから)でもそれならそうと覚えていそうなものである。
つまりあの受難時代に聞いたのか。魏嬰がひそかに吹いてたのかな。なんかそれも胸に迫るものがある。
皆に疎まれ、誰にも頼れず、仲間となった人々を守るため、精一杯気を張って過ごしていたあの頃。
皆から離れ、ひとり知己との思い出の曲を笛で吹いていたとしたら。その時、彼はいったいどんな顔をしていたんだろう。
静かな夜、微かに聞こえる笛の音に目が覚めた幼い阿苑の心底深くにその調べが残ったのだろうか…。
あ、いかん。とんでた。
もとい。ドラマへ戻る。
含光君を呼ばねばと相談する藍氏子弟たちに、全く相手にされてない魏無羨 笑う。
左手がーのくだりは原作だとそのまま腕がドラマの剣霊にあたるらしいのでなんかそゆことね。よくわかってないけどいいの。そこはもう別に。
ああ…夜の露台に含光君。後ろ姿がもう美人だ。純白古装の独特のシボも美しく、琴の繊細な装飾が月光に映える。
そしてふわりと屋根に降り立ち、いややっぱり正面はなお麗しい。そして優雅に琴で傀儡どもを一蹴。
うわーなんだこの綺麗な生き物。まぼろし?
魏無羨も見とれて…と思ったら、オマエ。
なんだと?
「相変わらず 全身白装束だな」
オイ。
フフフ…じゃないのよ。
いやわかるよ。嬉しそうな顔してはいたよね。照れかくしだよね。そーゆーとこも確かにいいとこだよね。なんか洒落てる。彼らしい粋だ。
でもさ、わかってても、真剣に「魏嬰…お前なのか…」とか思ってる藍湛の胸中を考えるとなあ。余計なお世話だとわかってはいても、やっぱりちょっとだけ オイ魏無羨オマエナ と、言ってやりたくなるのだ。
了